名前に"タイ"がつく魚でも、分類上タイの仲間ではないものは「あやかり鯛」というそうです。ダジャレみたいですが。
最近スーパーで、"赤魚"とラベルの貼ってある冷凍の魚をよく買います。赤魚ってざっくりした名前だなと思って調べてみたら、輸入のメヌケ類の総称だそうです。
メヌケで思い出すのは、半村良の短編集の中にあった「めぬけのからしじょうゆあえ」という作品です。うろ覚えですが、こんな内容でした。
地球最後の日に、特にすることもない板前見習いが、親方に「なにかひとつ料理を教えてください」と頼んだところ、"メヌケの辛子醤油あえ" を教えてもらえることになった。
なんだかんだ言いながら料理を作っているうちに崩壊が始まるが、なんとか料理が完成する。
すると、天使がやってきて「あなたがたは救いの呪文を唱えたので助けにきました」といって二人をどこかへ連れていく。
なんだかんだ言いながら料理を作っているうちに崩壊が始まるが、なんとか料理が完成する。
すると、天使がやってきて「あなたがたは救いの呪文を唱えたので助けにきました」といって二人をどこかへ連れていく。
呪文というのが「めぬけのからしじょうゆあえ」を11回言うことだったというオチです。
短編集の他の話は全て忘れてしまいましたが、これだけは頭の片隅に残っていました。いよいよの時には唱えてみるつもりです。