お盆にお寺の法要に行ったときの住職さんの話ですが、納骨にきた人が家の納骨壇の場所がわからず、名前で探そうにも同じ苗字の壇がたくさんあって、おじいさんの名前で登録しているはずだがおじいさんの下の名前がわからず、大変だったということでした。
自分も、数年前に親の納骨をした際は、親戚の人がいてくれなかったら迷っているところでした。(さすがに祖父の名前はわかりますが)
親御さんが元気なうちにいろいろきいておきたいものです。特に葬儀のことは、病気になってからだとたいへん聞きづらいものです。
互助会などに入っているか
親が亡くなったときにあわててネットで葬儀社を探して葬儀を行い、後になって互助会の会員証が出てきたということもよくあるそうです。
冠婚葬祭互助会に入っている場合確認すべきことは
- 会員証の保管場所
- いざというときの連絡先
(会費を支払い済みであっても基本料金なので、追加でお金がかかることが普通です。)
葬祭場でなく地域の会館などで行うお考えもあるかと思いますが、それを含めてどのような形式のお葬式を希望しているか確認しておきましょう。
うちの場合、親戚が皆遠方で、自分も地域のしきたりに疎く不手際もありましたが、葬儀社のサポートでなんとかなりました。
葬儀に誰を呼んでほしいか
親戚や仕事関係の連絡先はだいたいわかると思いますが、それ以外の趣味の友人とかの連絡先は、それとなく聞いておきましょう。
また、田舎では町内会(自治会)で葬儀の手伝いをしてくれる場合もありますので、顔役さんの連絡先を把握しておくといいと思います。
宗教の確認
仏教の場合の確認事項ですが
- 何宗の何派か
- どこかのお寺の檀家(門徒)になっているか
- 戒名の希望があるか(自分の親のときは、きいておかなかったので位号は祖父と同じにしてもらいました。戒名は生前に授かっている場合もあるそうです)
お墓(埋葬)の希望もきいておきたいですね。
遺影について
亡くなってからあわてて探すのも大変なので、家族で写りのいい写真を何枚か選んでおくといいかと思います。通常のスナップ写真でも上半身アップくらいならばけっこうきれいに仕上げてくれます。最近のものでなくてもかまわないそうです。
葬儀のとき、アルバムごと持っていって、親族が集まった部屋に置いておくと懐かしがって見てくれます。葬儀でスライドショーを流すようなオプションがある場合、そこから選んでもらうこともできます。
こういったことは同居していれば自然とわかるものですが、離れているとなかなか訊く機会がないので、帰省したときはお墓参りにいっしょに行って、その流れでこういった話題をだしてみるのはいかがでしょうか。
なおびむ的にはそろそろ自分の葬式のことも考えておかねば・・・