ミモザといったらこの写真のような植物を思いうかべると思いますが、これはアカシアであって、本来はオジギソウのことをミモザというそうです。
オジギソウはこのようなピンクの花です。
ということはミモザサラダも卵の黄身でなく桜でんぶを散らさないといけないのでしょうか。とは言え、初春の季語「ミモザ」は、このアカシア(ギンヨウアカシアやフサアカシア)の黄色の花と思っていいようです。
pixabayで、「ミモザ」を検索すると、両方の花の画像が見られますが、フランスやイタリアではアカシア、英語圏の国ではオジギソウになっているように見受けられます。
一方、初夏の季語である「アカシアの花」は何なのかというと、ニセアカシア(ハリエンジュ)のことを指しているそうです。
植物が人の手によって他の地域に拡がっていくうちに、勘違いや誤用からややこしいことになってしまったようです。IT業界なら「データクレンジングができてない」と怒られるところですが。