やへむぐら 季節のイラスト

無料イラストと日々の雑感

1年かけて元をとった話 つづき

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 去年、イラストを描いて、Adobe Illustrator の元をとろうという目標を掲げましたが、しばらくやってみて、イラストACのポイントだけでは無理っぽい気がしてきました。

 そこで、イラスト制作の依頼があれば受けてみることにしました。

イラストコミッション

 Naobim の pixabayのプロフィールには日本人であることしか書いてなくて、仕事募集してたわけでもないのですが、海外の人からイラスト制作依頼がくることがたまにありました。しかし

  • 英語がわからない
  • 決済方法がわからない

というのがネックで、お断りしていました。しかし、今回は勇気を出して受けてみることにしました。
(海外では素人イラストレーターにお金を払って絵を描いてもらうということは気軽に行われているようです。)

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決済口座の準備

 英語力は急にどうこうなるものではないので機械翻訳に頼るとして、決済方法について調べてみました。
 海外から料金を受け取る場合は、paypalが一般的なようです。
 paypalのアカウントには種類がいくつかありますが、自分が売り手の場合「ビジネスアカウント」を作ります。(「パーソナルアカウント」では支払いはできますが受け取りはできません)
 アカウントの登録途中でエラーになってしまいましたが、電話すると日本語の上手な外国人らしいおねえさんが「こっちでやります」と言って登録してくれました。何がいけなかったのかよくわかりませんでしたが・・・

いよいよ開始

最初は取引不成立

 最初にきた依頼は、けっこう大口でしたが、金額を提示すると、予算オーバーなのでちょっと考えると言われて、それきりになってしまいました。米ドルで提示したのですが、相手がトルコの人だったので、トルコリラの暴落ぶりを考えるとこっちが思っている以上に高額に思われたかもしれません。

そして、初めての取引成立

 次に依頼してきたのは、たぶんアメリカ人ですが、前回の反省から安めに金額を提示したら取引成立しました。イラストを送ったらすぐ送金がありました。(安すぎると思ったのか、提示金額より多めに送ってくれました。)追加の依頼もあり、いいお客さんでした。


 その後、何件か依頼がありましたが、1枚だけの依頼だったので無料で受けました。それでも寄付という形で払ってくれる方もいらっしゃいます。みんないい人だ。

英語ができなくてもなんとかなるか?

 どこの国の人も英語は当たり前みたいですが、こっちは日本の教育制度のせいで身についていません。この間も外国人に道を尋ねられ、一言も発せず身振り手振りで説明したNaobim です。
 やりとりを始める際は必ず、英語が苦手だということを念押ししています。
 向うからのメッセージは機械翻訳でだいたい理解できますが、簡単な単語ほどいろいろな意味があってわからなくなることがあります。

Are you open?

 これが、「仕事を受けられますか?」という意味であることが最初わかりませんでした。営業中か?ってことかな

Thank you for your trouble.

「トラブルなんてあったっけ?」と思いましたが、ご苦労さんみたいな意味のようです。

フランス語が混じってる

 フランスの人と英語のやりとりをしていたところ、意味が通らない文があり、もしかしてフランス語が混じっている?と思って調べてみると
fond という単語が、英語だと「好んで」ですが、フランス語では「背景」だということがわかって、やっと意味がわかりました。

とにかく似た例文を探す

 こっちから送る文面を英語にする場合は機械翻訳はあまり役にたたないので、いろんな例文を探してなんとかやっています。イラストを描く時間よりも、英語の文面をひねり出すほうが時間がかかったくらいです。
 ちゃんと伝わっているか不安な面もありますが、いろいろな国の人とやりとりするのはいい経験になりました。

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 この1年でイラストコミッションで得た金額はたった5,000円ほどですが、とりあえず目標は達成しました。
 でも、paypalのアカウントから自分の銀行口座にお金を移すには、5万円未満だと手数料がかかるので、5万円になるまでやりたいな・・・。

 

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