ハロウィン
ハロウィンは歳時記には載ってないようですが、昨今の盛り上がりを見ていると季語となるのも時間の問題という気がします。
歳時記には「クリスマス」など、外国の行事もたくさん載っていますが、その中には日本語に訳しているものもあります。
ハロウィンは、「ハロウィン」で季語になろうかと思いますが、日本語の名前をつけるとどうなるかと、いくつか考えてみました。
- 日本のハロウィンの現状としては、「コスプレ祭り」(日本語じゃないけど)
- その時期、死者の霊が家族を訪ねてくる ということから、「西洋盆」
- ジャック・オー・ランタンを飾ることから、「南瓜提灯祭」(ちょっと長すぎ)
どれもダメですね。
「西洋盆」などと書きましたが、時を同じくして現れる悪霊を追い払うという意味合いからは、秋の「虫送り」も連想されます。
「虫送り」は、害虫や悪霊を追い払い豊作を願う行事で、日本各地で行われていますが、小野不由美の「屍鬼」でもこの虫送りがモチーフとなっています。
屍鬼に咬まれた人が埋葬後よみがえって人を襲うのですが、村人たちがこれと対決するため虫送りを催す場面がありました。まさにハロウィンです。
でもこのバンパイアは招待されないと他人の家に入れないというところが奥ゆかしいです。