蝦蛄葉仙人掌・・・シャコバサボテンてなかなか読めないですよね。でも、よく見かけるのではないでしょうか。
「コーランを知っていますか」を読んでみました
昨今、IS関係の事件を耳にして不安を感じたりしますが、イスラム教についてはほとんど何も知らないのでこの本を読んでみました。コーランについてわかりやすくダジャレを交えて解説してくれます。
コーランの内容は旧約聖書や各国の神話などに比べ、ストーリー性は乏しいのですが、詩歌として美しいもののようです。本来はアラビア語で読むべきものであり翻訳は長い間許されていなかったそうで、異教徒や不信心者が興味本位で読むものではないということでしょうか。
内容はわかりやすい言葉で解説されているものの、文化の違いのせいかピンとこない点が多かったですが、旧約聖書と関係が深いということはわかりました。また金利をとることが許されないのに銀行経営はどうなっているのか・・・とかの話も興味深いです。
コーランの教えは近代社会にそぐわない点も出てきており、同じイスラム教を信仰していても国によって決まり事がゆるかったり、きびしかったりするようです。
同じ筆者の聖書やギリシャ神話についての本もあります。読み物としてはこちらのほうがおもしろいかと思います。
ついでといってはなんですが、映画「ドグマ」(ケヴィン・スミス監督)のDVD特典として、世界の宗教の基礎知識みたいな意外と真面目な解説がついていて割とよくまとまっていました。
映画のほうは、ちょっとぶっとんだ(キリスト教原理主義のひとが怒りそうな)作品ですがおもしろいですよ。